「ワクワク自然体験あそび」運営情報ページ

ワクワク自然体験あそびを開催するための手順や、効果的な開催方法について解説します。

ワクワク自然体験あそびとは

ワクワク自然体験あそびとは、自然の中での体験活動を充実する取組みを全国的に展開する日本連盟の独自事業です。

どの団でも実施できますが、実施をするには事前にワクワク自然体験あそびとしての事業登録が必要です。

東京連盟ワクワクサポートパックを活用する

東京連盟普及委員会ではワクワク自然体験あそびの開催を支援するための「ワクワクサポートパック」を用意しています。

担当する委員が、プログラムの立案、チラシの作成など、ワクワクを開催するための支援をします。

支援を希望する団は、各地区の普及委員に連絡をしてください。

実施までの流れ

ワクワク自然体験あそびとして実施するには、以下の手順が必要です。

STEP.1
活動を計画する
実施するプログラムを計画します。
主にビーバー年代を対象とし、実施日の1ヵ月前までに計画するのがおすすめです。
STEP.2
事業登録をする
ワクワク自然体験あそびとして事業登録をします。
事業登録をすると参加申込みフォームが自動で作成されます。
STEP.3
募集をする
参加者を集めるためにPRをします。
SNSでの発信や、チラシの作成などがおすすめです。

活動を計画する

ワクワク自然体験あそびのプログラムを計画します。

隊や団で普段作成している活動計画書でOKです。
募集する期間を考慮し、遅くても実施日の1ヵ月前には完成させましょう。

計画書は、東連や日連への提出は不要です。

事業登録をする

プログラムの概要が決まったら、事業登録フォームから事業登録をしてください。

事業登録フォーム


事業登録をすると、活動一覧ページに掲載され、参加申込みフォームが作成されます。

活動一覧ページ(東京)

募集をする

日連のワクワク活動一覧ページだけでなく、団のウェブサイト、SNSやチラシなどでPRをしましょう。

実施のヒント

ワクワク自然体験あそびを効果的に実施するためのヒントを紹介します。

プログラムのヒント

隊や団で行っている普段の活動の一部をアレンジし、スカウト以外の子どもたちが参加しやすいプログラムを提供するのがおすすめです。

特別なプログラムを提供するのではなく、普段の活動に紐づくプログラムにしましょう。

全国で実施されたワクワクのプログラムから、キーワードを抜粋したものです。

キーワード具体例
料理焼きイモ、ツイスト、ポップコーン、ピザ、メスティン、飯盒炊飯、野外料理
探検、冒険ピーターパン、アドベンチャー、宝島、自然
工作狩の道具、かかし、水鉄砲、けん玉、ツリー、しめ縄、門松
昔あそび凧上げ、餅つき、草・芝滑り、どんど焼き、割りばし・大根鉄砲
忍者修行、学校、体験
デイキャンプキャンプ、キャンプファイヤー
観察セミ、星空、魚、鳥、ネイチャーゲーム、ビオトープ
ハイキング追跡、ナイト、ポイント、魔物退治、観察
農業体験芋ほり、じゃが芋ほり、稲刈り、田植え、芋植え、竹の子掘り、野菜植付け
スカウト技能救急、追跡、ロープ、手旗、火越こし、ウッドクラフト
水あそび、雪あそびザリガニ、生き物探し、カヌー、川遊び、水鉄砲、釣り
防災防災、防災キャラバン
祭り、フェスティバルXXフェスティバル、ハロウィン、夏・秋祭り、ビーバー祭り、縁日
ゲームサバイバル、野外
見つけろ、探し
秘密基地段ボール
ラリーオリンピック、ポイント・スタンプ
五感XXラリー、体験、ゲーム
その他奉仕(海岸清掃、道路清掃 等)、SDGs

効率よく入隊に繋げるためには、1回の定員を20~30名程度にすることを推奨しています。
大人数を集める活動を1回実施するよりも、20~30名程度の活動を複数回に分けて実施する方が効果的だからです。

事前準備

事業登録をすると活動が一覧ページに掲載されます。
参加申込みフォームが作成されます。

・参加者の申込みは、作成された参加申込みフォームから申込みをしてもらいます。

・事業登録の際に、申込み受付の開始日を指定できます。

・参加申込みフォームの作成が完了したら、メールでお知らせが届きます。
 そのメールに記載されているGoogleスプレッドシートにアクセスすると、参加者の情報を確認できます。

・Googleスプレッドシートに自動的に集計されていくので、申込状況はスプレッドシートにアクセスをして確認してください。

・申込み者数が定員に近づくとメールが届きます。
 定員に達すると申込みフォームは自動で停止しますが、以下のフォームで停止することも可能です。
参加申込み停止フォーム


・当日まで追加連絡をしなくて済むように、記載しておきましょう。

・参加申込み者に対して、一斉にメールを送信できます。
参加申込者への一斉通知フォーム

チラシを作成する場合は、以下の点について注意してください。
・事業名は「ボーイスカウトと遊ぼう!ワクワク自然体験あそび」とする。
・事業のロゴマークを掲載する
ロゴ四角・白地
ロゴ四角・布地
ロゴ横長・白地
ロゴ横長・布地
・「開催場所」や「持ち物」欄には、誰が見てもわかるような表現にしてください。

・チラシを学校や幼稚園に届ける場合は、学年ごとやクラスごとにまとめて渡すと親切です。

・以下のサイトで各学校ごとの児童数を確認できます。
参考 東京都の小学校-児童生徒数Gaccomガッコム

・チラシを届けてもすぐに児童に配布されないことがあるので、日数に余裕をもって配りましょう。

当日のヒント

①ワクワク用に作った「名札」を配布しましょう。
受付で名前を書いてもらっても良いです。
事前に名前をプリントしておく場合は、間違いのないように充分気を付けてください。
名前欄が空欄の名札も準備しておきましょう。
学年によっては、名前を平仮名書きにするよう配慮しましょう。

②名札の裏面には、団の紹介(QRコード付き)や参加者の学校別学年別の人数など記載しておくのも効果的です。
子どもの名前が書いてあると捨てられづらいので、名札もPRツールとして活用しましょう。
子どもが気に入るデザインの名札が理想です。

日連のワクワク運営情報ページにも名札のサンプルデータがあります。(PDF

③普及資料(3つ折りリーフレットなど)を保護者に渡してください。
子どもがプログラムに参加している最中に目を通せるようにしておくためです。
団の紹介や具体的な活動内容がわかる月間プログラムなども一緒に渡すのも効果的です。

普及資料は各地区の普及委員にお問合せください。

④活動の様子を撮影する場合、写りたくない子供がいないか確認してください。

・通常の活動と同じセレモニーなどを行う必要はありませんが、セレモニーを行う場合は十分に説明をしてから行ってください。

・これから行う活動はワクワクの活動であり、普段の隊の活動とは違うことを説明してください。

事後のフォロー

ワクワクを開催した後には、必ずお礼のメールと共に、次の活動(見学できる)予定をお知らせしてください。

よくある質問

募集活動はボーイスカウトの活動を体験してもらい、入団につなげるのが目的ですが、ワクワクは「ボーイスカウトに参加したい」のではなく、まずは「自然体験活動をしたい・させたい」という想いで子どもたちと保護者が参加します。

そのことを踏まえた上で、参加者やその保護者にボーイスカウトの資料を渡したり、活動の紹介をしたり、次回以降の活動、見学への案内を行ってください。

チラシは必須ではありません。

ただし、実施する会場の近くの学校の生徒にPRするには、チラシを作成して学校で配ってもらうのが効果的です。

学校によっては、紙ではなくアプリで配信する学校もあるので、チラシのデータを渡して配信してもらう方法もあります。

はい。
特に文部科学省の後援名義を使用できるので、学校から生徒に配布してもらいやすいという特徴があります。

さらに自治体や教育委員会の後援名義の申請をするのもおすすめです。

※文科省の後援名義の使用は日本連盟に許可されたものなので、主催の表記は「公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 東京連盟〇〇第〇団(あるいは、〇〇地区)と表記してください。

チラシは自由に作成できます。
日本連盟ではチラシのテンプレート(Wordファイル)を提供しています。
 (写真固定型
写真差替可能型

東京連盟では、デザインツール(Canva)を使ったテンプレートも配布しています。
詳しくは、各地区の普及委員に問合せてください。

基本は各団ごとに実施することをおすすめします。

特に自宅から離れた場所から参加されても入団に繋がりづらいため、各地域ごと(団ごと)に開催するのがおすすめです。

団単位の活動の方が、団の特色を活かした普段の活動に近いプログラムを提供できるからです。

本事業の開催に必要な経費の一部として、1会場あたり、3,000円が日本連盟から補助されます。
ただし、同一の事業実施主体の場合、補助金の交付は年度内に3回までです。
年度ごとにまとめて申請をするので、受け取りは次年度以降になります。
いつでもOKです。
年長~小学2年くらいがおすすめです。
どの年代も対象にすることはできますが、対象年代に絞ったプログラムを展開しましょう。

お問い合わせ

本事業に関する問合せ、質問は事業お問い合わせフォーム、または各地区の普及委員に連絡してください。

参考 ワクワク自然体験あそび2024 運営情報ページ日本連盟